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- 2014年の大寒っていつ??
2014年の大寒は1月20日(月)で、この日が大寒の始まりの日を表す意味があるそうです。二十四節気の第24番目、小寒から数えて15日目ごろで、冬の季節の最後の節気です。通常旧暦では12月内です。
期間としては1月20日~2月3日迄で、次の節気の立春前日迄だそうです。
寒さは「寒中」の真ん中、一年で最も寒い時期で、大寒の朝の水は1年間腐らないとされていて、容器などに入れ納戸に保管する家庭が多いそうです。(雑菌が少なく長期保存に向いているお水だといわれています。)だから、寒気(寒の水)を利用した食物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込む時期でもあります。
小寒から大寒までの15日間と、大寒から立春までの15日間の合計30日間を「寒の内」といいます。
前後の節気といえば、
小寒 → 大寒 → 立春となります。
- 小寒って何だろう???
平成26年(2014)1月5日、今日は小寒で~す。冬至から数えて15日目頃で、冬至と大寒の中間です。寒さが増してくるという意味で「寒の入り」のことだそうです。
小寒は24節気でいうと第23番目。
お手紙ではこの頃から「寒中見舞い」を出すそうです。最低気温が観測されるのもこの頃がいちばん多いらしくて、武道では寒稽古が行われます。
前後の節気といえば、
冬至 → 小寒 → 大寒となって、小寒後15日で大寒に入り、大寒後15日で、寒が明けます。小寒から節分までの30日間を「寒の内」といい、寒風と降雪の時節で、これから冬本番を迎えます。
そして、立春(2月4日)がきて「寒の明け」となります。(節分は立春の前日で今年の節分は2月3日、豆まきで~す)
そろそろ、お正月の重箱や漆器などの片づけをしましょう。
1月7日の七草がゆをいただく準備もお忘れなくネ。
- 冬至(とうじ)ってなに???
今年の冬至は平成25年12月22日(日)だそうです。
冬至とは日本では古くから1年の間で昼が最も短く、夜が最も長くなる日のことです。
季節を24種類(二十四節気という)に分け、日本の気候の春夏秋冬をさらに細かく分けた季節を表します。
そして1月から始まって12月22日に22番目の節気である冬至を迎えることだそうです。
春………立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨
夏………立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑
秋………立夏・処暑・白露・秋分・寒露・霜降
冬………立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒
また、期間はこの「冬至」から次の節気(23番)の「小寒」前日までとします。
ちなみに次の小寒は平成26年1月5日だそうです。
日本には次のような風習があります。
「ん」の付く食べ物を食べ、小豆粥を食べ、柚子湯に入るといいそうです。
「ん」の付く食べ物
・なんきん(かぼちゃ)・こんにゃく・れんこん・うどん等で、特にかぼちゃを食べる風習は全国的に残っていて、これを食べると中風(脳血管疾患)にならず、また長生きするなど伝承があるそうです。
また、現在では、かぼちゃの栄養価が注目されビタミンAやカロチンが多く含まれているから風邪の予防にもなるそうです。
冬至にかぼちゃを食べる説は他にもいろいろあるようですが、いずれにしろ寒い冬を乗り切るための知恵からでてきたもののようです。
「小豆粥」を食べる
・小豆粥には疫病にかからないという伝承があるそうです。
「柚子湯」に入る
・ 柚子湯に入ると、1年間風邪をひかないとも言われ、ゆずには血行を促進して冷え性をやわらげたり、体を温める働きがあり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果もあるそうです。さらに香りでリラックス効果もあります。
さあ、それでは上記に揚げさせてもらったようなことを一度試してみてください。(毎年、実行してるわといわれる方はゴメンナサイ)
そして、風邪をひかない元気な体をつくり、よいお年をお迎えください。
- 山菜に用いられる有用植物を紹介しましょう②***
12月7日(土)、今日は『大雪=たいせつ』、小雪=しょうせつから数えて15日目頃。山岳や本土の日本海側では大雪が降り積もる季節ということからついた呼び名だそうです。
この大雪(たいせつ)は、12月22日の冬至までの間です。
街はクリスマス気分で賑わい、この頃から天気も定まらず、海はシケる日が多くなりますが、ブリやハタハタなど冬の魚の漁が盛んになり、熊が冬眠に入るのもこの頃で、また、クチナシやヤブコウジ、南天の実が赤く染まり、暖かい地方では梅のつぼみが発育を始める季節でもあります。
この大雪(たいせつ)が過ぎると、北風が日増しに強くなり、急に冬らしい季節になり寒さが増していくと思います。
それでは、第2弾「山菜に用いられる有用植物」を紹介しましょう!
【セ リ】セリ科
12月頃から日当りのよい田の用水路などで見ることができるが、2~4月頃までが採集時期です。通常は湯がいてお浸しにしているが、漬物にもできます。3月になれば菜の花も多く出てくるので、水洗いしたセリと菜の花を乾燥させたものを水切りし、少々塩を入れた沸騰水に入れ、軽く湯通しした後に冷水に入れて冷やし、再度水切りをして刻む。そして、少々の塩を追加して、重石をして一夜漬けると美味な浅漬けができる。ダイコン葉があれば湯がく時に入れてもよい。
【ナズナ】アブラナ科
秋に新芽の出たものをお浸しにする。また、春の七草の一つであるが、七草粥に入れる場合でも、よく洗い細切りしたものを粥が煮立ってきた最後に入れると風味が非常によい。
【ヨメナ】キク科
10月頃から特に4、5月頃の生育期の若葉を湯がき、お浸しや各種の和え物、卵とじ、汁の実として用いられる。またヨメナ飯は、塩と醤油で味をつけたごはんが炊きあがる直前に細切りしたヨメナを入れ、酒を加えてから再度ふたをしてよく蒸すとできあがる。
【フ キ】キク科
フキノトウは日当りのよい場所であれば2月末~3月中頃にすでに見られる。苦味の強い植物である。
①フキノトウ味噌=湯を沸騰させた中にフキノトウを入れ、重曹を小さじ3杯ぐらい入れて火を止める。フ キノトウを取り出し、流水でよく晒してから水を絞り、味噌、酒、砂糖を入れ、煮立ったところで細切りしたフキノトウを入れて出来上がり。
②味噌漬け=花の咲いていないしっかりしたフキノトウを採集して、できるだけ早くフキノトウの周囲を除き、①と同様に重曹を入れて4~5分沸騰させる。その後、よく流水で晒し、水を絞ってガーゼに包み、サワラや鯛の味噌漬け、また糠漬けの残りがあればこの中に1~2週間入れてから取り出し、細切りしてそのまま食べると非常に美味である。
③味噌汁=フキノトウをよく水洗いし、周皮の不要な部分を除去して細かく刻み、味噌汁が煮立つ直前に入れる。フキノトウの風味が大変よい。
④一夜漬け=5~6月のフキの茎をなべに入る大きさに適当に切り、塩を少々振って少しの時間置いておくと湯がきやすい。よく沸騰した湯に入れ、3~4分後に出してそのまま冷まし、冷えたら皮をむいてセリの項と同じように重石をする。数時間放置すれば食べられる。
【カタクリ】ユリ科
3月末~4月、カタクリの花の咲く頃に新芽も出てくる。これを湯がいて食べるが、お浸しが一番よい。
花は苦みが強く食べられない。
【スミレ】スミレ科
3~4月頃の新しい葉は、湯がいてお浸しや各種和え物に用いられる。花は甘酢漬けがよい。
【タラノキ】ウコギ科
朝鮮人参と同じ仲間で、この新芽はタラノメとして春の山菜の中でも有名である。湯がいても、また天ぷらにしてもよい材料である。
師走の月、「もういくつ寝るとお正月~」と子どもたちは指をおり、数えて待ってるでしょうね。
本格的に寒い冬もやってきます。くれぐれも体調に気をつけてご自愛ください。
- ☆万葉ロマンに思いはせ☆
こんにちは~、外はすっごく秋晴れの雲ひとつない良いお天気なんですが、気温は肌寒く低いです。
先月(10月)、守山市よりご来館いただきましたお客様(守山市・主婦)が京都新聞にご投稿され、それが本日(平成25年11月29日(金))の投稿欄『窓』に掲載されましたので、ご紹介させていただきます。
“万葉ロマンに思いはせ”
公民館の地域教育学級フレッシュクラブの研修で、2010年8月にオープンした甲賀市の「くすり学習館」を先日訪れる機会がありました。
館内に入るとロビーの壁の大きな絵(陶板画)が目にとまりました。
この絵は、天智天皇が蒲生野で薬狩りをした時、万葉の歌人額田王と大海皇子が歌い交わしたとされる相聞歌を基に、万葉の時代の女性が薬草の花を摘む様子を描いたものだそうです。
額田王
「あかねさす 紫野ゆき 標野ゆき 野守は見ずや 君が袖振る」
大海皇子
「紫草の にほへる妹を 憎くあらば 人妻ゆゑに われ恋ひめやも」
近くの東近江市船岡山には万葉歌碑が建立されています。
以来、この甲賀地方も薬草の成育に適した風土と自然環境に恵まれているということで、製薬会社も数多く創立されています。各家庭に薬を売り歩く「配置売薬」も子育ての頃は便利で生活に欠かせないものでした。
「くすり学習館」で薬の由来や製造方法などの説明を受け、甲賀忍者が携帯食としていたという兵糧丸を作って試食しました。
おすしの昼食の後は、湖南三山の国宝長寿寺へ足を伸ばしました。紅葉には少し早い庭園を拝観し、わかりやすい法話に心がいやされました。
久々に近江古典の万葉ロマンに思いをはせた楽しい一日でした。
「くすり学習館」玄関正面 万葉の陶板画
守山市の主婦M.Tさんありがとうございました。