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- 「歩け!GOMA」のGOMA♀ちゃんが甲賀にやってきたよ~~~
平成25年7月5日(金)に、ZTV『歩け!GOMA』のGOMA♀ちゃん(彦根市出身のシンガーソングライター)が忍者になって甲賀市「くすり学習館」にやってきたよ!!!
メッチャ気さくな可愛い子で楽しいロケでした。
まず、館内の常設展示室で忍者と薬の関連性をお話し、案内させてもらいました。続いて体験学習室で昔忍者が携帯食としていた兵糧丸をつくる過程の材料を、薬研を使って細かく(粉砕)していただきました。
時間があれば引き続き兵糧丸を作って食べてもらいたかったんだけど、あいにく時間の関係で兵糧丸は作ってもらえませんでした。
次回は、是非とも兵糧丸を作って食べてほしいと思います。
常設展示室の案内
薬研にかける材料を調合
頑張って材料をすり潰していま~す。
いよいよ薬研を使っての材料が出来上がりました。
この放送(放映)はケーブルテレビ ZTV彦根放送局から8月1日以降に放送されるみたいです。「アイコムこうか」でも放送されるそうです。機会があれば見てください。
このあと、「くすり学習館」を背に忍術村で忍者の修行に行かれました。
GOMA♀ちゃ~ん、また来てくださいね~~。お待ちしてま~す。
- 夏の身近な薬草の紹介 ⑨
最近のゲリラ豪雨というか集中豪雨は各地で大変な被害を及ぼしていますね。それに伴い気象庁では平成25年8月30日に「特別警戒警報」の運用開始する予定になったようです。
「今までに経験のない大雨」、私たちの地方でもあり得るかも知れないですね。数十年に一度しかないような非常に危険な状況だそうです。
命の危険が差し迫り、命を守るための警報が「特別警戒警報」で「警報」の発表基準をはるかに超える豪雨や地震による大津波等が予想される場合に「特別警報」を発表し、最大限の警戒を呼び掛けます。
「特別警報」がでた場合は、非常に危険な状況にありますので、周囲の状況や自治体の指示に従い速やかに命を守るための判断をし、行動を起こしたらいいと思います。
それでは、「夏の身近な薬草の紹介」最後の⑨を紹介しましょう。
◇センブリ ◇(リンドウ科)
◎自生、特徴
日当りのよい草地に自生する。高さ10~40cmで茎葉は対生し、1~4cm一脈で無柄です。8~11月に茎や枝の花柄上に5弁(5深裂)で紫色のすじの入った淡黄色の花を咲かせる。
◎薬用部位と薬効
花期の全草を採集し、日陰で乾燥したものが生薬の当薬(とうやく)、千振(せんぶり)です。0.05~0.1gを煎じて、また粉末のどちらでも胃腸病や食べ過ぎなどに用いられます。
◎名前の由来、その他
名前はいずれもこの薬草の特徴からきています。よく効く当(まさ)に効く薬で当薬、千回振り出しても苦いからセンブリです。西欧でもゲンチアナ根(Yellow Gentian)は胃腸薬として用いられますが、センブリの仲間です。
◇ネムノキ ◇(マメ科)
◎自生、特徴
原野や林の中に生え、高いもので10mくらいにもなる日当りを好む落葉樹です。葉柄の根茎に蜜腺があります。小葉は15~40対あり、一つの小葉の大きさは6~10mmです。真夏に茎の頂上に紅色の花を咲かせます。長さ4cm程度の糸のように見えるものが雄しべです。開花は夕方で朝にはしぼみます。秋には長さ10~15cmの大型の豆果をつけます。
◎薬用部位と薬効
樹皮を夏期に採集し、日干ししたものが生薬の合歓皮(ごうかんぴ)です。抗炎症や抗浮腫作用に合歓皮を煎じても、また湿布や浴用剤としてもよい。
◎名前の由来、その他
夜は閉じて眠ったようになるためです。葉が株へ混じることもあります。別名“夜合樹”古名“ねぶ”といいます。
◇マタタビ ◇(マタタビ科)
◎自生、特徴
山野にごく普通に見られます。雌雄異株でキウイに近い植物です。夏期は6~7月で、その頃に雄木の葉の一部、あるいは全体が白く変化するという性質があり、この時期だとよく目立ちます。落葉の蔓性の木で5~6mくらいになり、他の樹木に絡まって生育している場合が多いようです。雌株にできる果実は液果で長さ2~2.5cm、直径1cmくらいとなり、まだ青い時期(夏の頃)にマタタビミタマバエが寄生すると、表面が凹凸になり、生薬の木天蓼(もくてんりょう)となります。秋には黄色く熟して少し甘味を有し食べられます。
◎薬用部位と薬効
果実にマタタビミタマバエが寄生したものを集め湯通しした後、乾燥したものが生薬の木天蓼です。
鎮痛や強壮、体を温めます。
◎名前の由来、その他
木天蓼を食べたら疲れも取れて、また旅を続けられたのでマタタビなどといわれます。花を酢の物、また新芽は湯がき食用とします。ネコ科の動物が好むので有名です。
◇ミソハギ ◇(ミソハギ科)
◎自生、特徴
田の用水路や湿地によく見られます。8月頃、70~100cmに生育した茎の上部の葉の付け根に数個ずつ、通常6枚の花弁を持った紫色の花をさかせます。
◎薬用部位と薬効
花期の全草、葉を用います。全草をよく水洗いし、日陰で乾燥したものを下痢止めに、また葉の煎じ液を虫さされなどに外用します。
◎名前の由来、その他
禊萩(みそはぎ)が転訛したものとされます。盆の仏事に切り花として用いられます。また葉は茹でたり天ぷらに、花は茹でて酢の物など食用とされます。ヨーロッパや北米に分布するエゾミソハギはPurple Loosestrifeといわれます。
- 夏の身近な薬草の紹介 ⑧
梅雨明け宣言が早かったせいか、今は戻り梅雨らしいですね。何とも言えない天候が続いていま~す。また、世の中が進みすぎて私たちの年代(〇〇才)ではなかなかついていけません。
世間では、驚愕な考えられない事件があちらこちらでおこり、本当に怖い時代ですね。ゆっくり寝てもいられないですね。
それに比べ、花はいいですね。心が和むし気持ちが落ち着きますよね。
それでは、「夏の身近な薬草の紹介」 ⑧でもう少し紹介しましょう。
◇アマチャ ◇(ユキノシタ科)
◎自生、特徴
ヤマアジサの変種でアマチャ自体野生品は少ないが、ヤマアジサイの中で甘いのがアマチャです。株から径1cm内外までの幹が束生し、高さは1mぐらいになる落葉樹です。葉は対生、有柄鋸歯のある楕円形で先端はとがっています。7~8月頃枝先に次から次へと花を咲かせます。花と見えるのは萼です。
◎薬用部位と薬効
9月頃に幹ごと刈り取り、葉のみを集めて軽く乾燥後揉み、発酵乾燥したものが生薬の甘茶です。
ノンカロリーの甘みであるだけでなく、最近の研究で、甘味成分以外にアトピー型のアレルギーに有効な成分が含有されていることが明らかになりました。
◎名前の由来、その他
葉が甘味を有するため名付けられました。4月8日の灌仏会で釈迦に甘茶を注ぎ、それを持ち帰って墨をすり、“千早振る卯月8日は吉日よ神さけ虫を成敗ぞする”と書き、虫除けのまじないとされました。現在、日本の甘茶の生産地は長野県柏原と岩手県九戸村の二ヶ所ぐらいになってしまいました。
◇サネカズラ ◇(マツブサ科)
◎自生、特徴
常緑の蔓性木本で地面を這ったり、他の木についてよじ昇ったりします。7~8月に葉腋から花を出し、1.5㎝くらいの淡黄色の花を咲かせます。雌雄異株です。秋に多数の果実が丸い集合果を作り、蔓に下がっているのを見ることができます。
◎薬用部位と薬効
果実の熟したものを乾燥させて、和五味子(ごみし)として漢方薬に処方されたこともあります。五味子と同じく鎮咳や滋養強壮剤とします。
◎名前の由来、その他
実葛で実の美しいカズラ、また美男葛(びなんかずら)ともいわれるのは、茎に多く含有される粘液で髪を整えたことによります。
◇シュウカイドウ ◇(シュウカイドウ科)
◎自生、特徴
あまり野生化したものは見られない。庭などに植栽されており、日陰を好みます。冬季は地上部が枯れます。枯れる前に花の後ろと葉の付け根にダイズ大の芽をつけ、茎葉の枯れる頃に地上に落ち繁殖します。茎は春に塊茎(かいけい)から出て40~60cmとなり互生します。茎の節は紅色で、花は淡紅色であるが花柄は赤いです。茎葉とも多肉質で、花期は8~10月と長いです。
◎薬用部位と薬効
茎葉を搾り、タムシなどの皮膚病に外用します。
◎名前の由来、その他
中国名秋海堂(しゅうかいどう)の音読みです。ベコニアの仲間で、中国からの渡来植物です。
花を食用とする場合もありますが、蓚酸を多く含有し、酸味が強く、多く食べないほうがよいとされています。
◇シロツメグサ ◇(マメ科)
◎自生、特徴
どこにでも見られる多年草。茎は地を這ってどんどん繁殖します。葉は互生し、長さ5~20cmの葉柄の先にハート形の小葉が3枚つきます。花期は6~8月が主で、葉の付け根から花柄が10~30cm伸び、その先端に白い花を咲かせます。稀に4枚葉の奇形が幸運をもたらすとして喜ばれます。
◎薬用部位と薬効
全草を使用します。痔の出血に煎じた液を服用します。
◎名前の由来、その他
江戸時代にオランダから輸入されるガラス製品の梱包材料にクローバーの乾燥千草が用いられていたために、クローバーを詰草といったといいます。シロツメクサは花が白いことからだそうです。
次回、「夏の身近な薬草の紹介」⑨を掲載しま~す。お楽しみにネ。
毎日暑いので夏バテしないように、日頃の健康管理をしっかりしてくださいね。
熱中症には充分気をつけて下さいね。適当に水分補給をし、できるだけ炎天下は避け、涼しいところで過ごしてください。万一、熱中症の症状がでたら、すぐに病院へ行くか、たちまちは、涼しいところで横になり、足を少し高くして、ベルト等締めているところをゆるめ、首(特に頚動脈のあたり)や太ももの付け根等を冷やせば良いみたいですよ。
健康に注意しながらこの暑い夏を乗り切りましょう。
- 親子で“ファーブル検定”に挑戦!!しませんか?
ファーブル検定とは、日本アンリファーブル会の監修により、2003年から始まった検定です。
昆虫をとおして、現代人の自然や生命への理解と愛情を深めるとともに、自然に親しむ健全な感覚を育て、心豊かな人間性と社会づくりに貢献する“新しい学び”を提案します。
<日時および内容>
8/3(土) 13:00~ ムシのお話
13:40~ フィールドワーク
14:30~ 答案作成
今回はカブトムシ、クワガタムシに焦点をあててお話します。
〈場 所〉 くすり学習館内 体験学習室
および鹿深夢の森
〈定 員〉 10組 20名
〈参加費〉 無 料 (ただし別途検定料が必要です
1コース1,300円)
〈申込方法〉
甲賀市くすり学習館にご来館の上、申込用紙に必要事項を記入 して申し込んでください。
また、遠方の方は、郵便番号、住所、氏名(参加される児童名と保護者)、学年(年齢)、電話番号を明記の上、FAXもしくは封書かはがきでお申込ください。(お申込の際の個人情報は、このためだけに使用します)
申込〆切は7月29日(月)必着で、応募者多数の場合は先着順とします。
〈申込先〉
〒520-3431
甲賀市甲賀町大原中898-1
くすり学習館ファーブル検定 係
TEL:0748-88-8110
FAX:0748-88-3154
〈問い合わせ先〉
甲南高校 バイオとかがく系列 担当 森田先生
TEL:0748-86-4145
E-mail:kohnan-h-01@shiga-ec.ed.jp
〈次のファーブル検定に挑戦(秋の昆虫)は
10月26日(土)に実施予定です〉
- 夏の身近な薬草の紹介 ⑦
今年の梅雨明け宣言は例年になく早かったですね。それからの暑いこと、暑いこと。暑いだけじゃなしに、とても蒸し暑いです。日本の群馬県でも39.5度という考えられない気温を記録しました。
日本中で熱中症患者が増え、とても危険な状態です。暑すぎる時は野外活動を取り止め、できるだけ涼しいところでこまめに水分補給をし、熱中症にならないように個々で対策をとって下さい。また、小さな子供さんは大人や保護者が気をつけて見てください。
まだまだ暑さは続きます。健康に気をつけて、この暑さを乗り切りましょう。
それでは、「夏の身近な薬草の紹介」の続きを見てください。
◇ゲンノショウコ ◇(フウロソウ科)
◎自生、特徴
山野の道端など、どこにでも見られる多年草です。夏から秋に1~1.5cmほどの赤や白の花を咲かせる。柄の先に2個ずつ花がつき、花弁に5本の紅脈があるのが特徴です。花の下の萼(ガク)を残して花弁は落ち、果実は熟すると開裂して種子を飛ばします。その形が御輿に似ているためにミコシグサともいわれます。
◎薬用部位と薬効
開花期の地上部を採集し、乾燥させたものが生薬の現証拠(げんのしょうこ)です。下痢止めによく用いられます。1回15g程度を煎じます。湿疹やかぶれにはこの煎じ液を冷やし、ガーゼや脱脂綿に浸して患部をよく洗います。浴用剤としてもよいそうです。
◎名前の由来、その他
“現証拠”でよく効くことに由来する。中国の老鸛草(ろうかくそう)といわれるものとは基源となる植物が少し異なります。また葉の形が猛毒のトリカブトに類似しているので、よく地上部を観察して採集するようにしてください。
◇ドクダミ ◇(ドクダミ科)
◎自生、特徴
日陰によく生育する上に、特有の臭気が生の葉や茎にあるのでよく知られています。6~7月に花茎を伸ばし、4弁に見える白い花を咲かせます。白い4弁は総苞片(そうほうへん)で、花はその中にあります。
◎薬用部位と薬効
花期の地上部を刈り取り、乾燥させたものがジュウヤク(重薬、十薬)です。
高血圧や利尿剤として1回5~10gを煎じて服用します。また、生葉を火であぶり、腫れ物に貼ったり、生葉の搾り汁を虫さされにつけたりと色々と使用されます。中国では魚腥草(ぎょせいそう)という名前で用いられています。
◎名前の由来、その他
薬効が多いことから重薬、十薬となりました。ドクダミは“毒痛み”からきています。
葉は食用として天ぷらや湯がいてお浸し、油炒めなどにも用いられます。
◇ナンバンギセル ◇(ハマウツボ科)
◎自生、特徴
葉緑素を持たない寄生植物です。ススキやミョウガ、ショウガなどの根に寄生します。茎は三角形で鱗片状の赤褐色の葉をまばらにつけ、大変短くほとんど花柄を葉の付け根から出し、頂上に1個、花を横向きに咲かせます。萼は赤褐色で淡紫色のスジが入り、花冠は淡紫色です。
◎薬用部位と薬効
9~10月に全草を採集し、水洗い後日干しにしたものが生薬です。強壮、鎮痛、消炎効果が期待されています。また、咽喉の腫れや痛みに用いられます。
◎名前の由来、その他
南蛮人が口にくわえるキセルに似ているために名付けられたといわれます。万葉集では、横を向き物思いにふけるような姿から思草(おもいぐさ)といわれています。
「夏の身近な薬草の紹介」⑧はもう少しだけ残っています。お楽しみにネ。