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- ☆万葉ロマンに思いはせ☆イベント告知
こんにちは~、外はすっごく秋晴れの雲ひとつない良いお天気なんですが、気温は肌寒く低いです。
先月(10月)、守山市よりご来館いただきましたお客様(守山市・主婦)が京都新聞にご投稿され、それが本日(平成25年11月29日(金))の投稿欄『窓』に掲載されましたので、ご紹介させていただきます。
“万葉ロマンに思いはせ”
公民館の地域教育学級フレッシュクラブの研修で、2010年8月にオープンした甲賀市の「くすり学習館」を先日訪れる機会がありました。
館内に入るとロビーの壁の大きな絵(陶板画)が目にとまりました。
この絵は、天智天皇が蒲生野で薬狩りをした時、万葉の歌人額田王と大海皇子が歌い交わしたとされる相聞歌を基に、万葉の時代の女性が薬草の花を摘む様子を描いたものだそうです。
額田王
「あかねさす 紫野ゆき 標野ゆき 野守は見ずや 君が袖振る」
大海皇子
「紫草の にほへる妹を 憎くあらば 人妻ゆゑに われ恋ひめやも」
近くの東近江市船岡山には万葉歌碑が建立されています。
以来、この甲賀地方も薬草の成育に適した風土と自然環境に恵まれているということで、製薬会社も数多く創立されています。各家庭に薬を売り歩く「配置売薬」も子育ての頃は便利で生活に欠かせないものでした。
「くすり学習館」で薬の由来や製造方法などの説明を受け、甲賀忍者が携帯食としていたという兵糧丸を作って試食しました。
おすしの昼食の後は、湖南三山の国宝長寿寺へ足を伸ばしました。紅葉には少し早い庭園を拝観し、わかりやすい法話に心がいやされました。
久々に近江古典の万葉ロマンに思いをはせた楽しい一日でした。
「くすり学習館」玄関正面 万葉の陶板画
守山市の主婦M.Tさんありがとうございました。