現在開催している企画展「地場産業の魅力を探る、甲賀のおもてなし展」関連行事として、12月3日(日)「お茶づくりの話とお抹茶体験」の講座を開催いたしました。
甲賀は県内一のお茶づくりが盛んなまち。お茶の製造農家で朝宮地域史研究会代表の樋口晶美さんが、信楽町朝宮地域での昔のお茶づくりの様子を紙芝居を使いながら解説。そしておいしい煎茶の淹れ方を教えていただき、参加者にお茶が配られました。茶の香りが漂うなか、ふくよかな煎茶の味を楽しみました。
後半は、裏千家淡交会滋賀支部顧問の奥田英山先生より、茶道の歴史や信楽焼とお茶との関わりのお話を伺った後、いよいよお抹茶を点てる体験に挑戦。奥田英山氏は甲賀市指定無形文化財信楽焼の保持者であり茶陶の陶芸家としても著名、奥田先生が作られたお茶碗に抹茶を入れて、茶筅で抹茶を点てました。抹茶を点てるのが初めての方が多かったのですが、うまく泡がたったようです。寒椿のお菓子といっしょにお茶をいただき、お茶の伝統文化の奥深さを体験するひと時となりました。